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鼻が詰まって、上の歯が痛くなるのはなぜ?

 

お口と健康のブログ

「風邪をひいて鼻が詰まったら、なぜか上の奥歯がズキズキ痛み始めた」という経験はありませんか?歯医者に行くべきか、耳鼻科に行くべきか迷ってしまう、この不思議な症状。実は、鼻と歯には密接な関係があり、医学的にきちんと説明できる現象です。今回のブログでは、鼻づまりと上の歯の痛みの関係について、歯科の視点からわかりやすく解説します。

上の歯の根元にある「上顎洞」とは?

まず知っておいてほしいのが「上顎洞(じょうがくどう)」という空洞の存在です。上顎洞とは、顔の頬骨の内側に左右対称に存在する空洞(副鼻腔)のことで、鼻の穴と繋がっています。

この上顎洞の底部(床)は、上の奥歯の根っこ(歯根)のすぐ近くに位置しています。人によっては、歯根の先端が上顎洞の内部にほぼ接触しているケースもあるほどです。

そのため、上顎洞に炎症が起きると、直接的に上の奥歯(特に第一大臼歯・第二大臼歯・上顎第二小臼歯付近)が痛むように感じられるのです。

鼻づまりが「歯の痛み」を引き起こすメカニズム

鼻が詰まるということは、副鼻腔(上顎洞を含む鼻周辺の空洞)で炎症が起きているサインです。風邪やアレルギー性鼻炎、花粉症などによって鼻の粘膜が腫れると、上顎洞内の粘膜にも炎症が波及します。

炎症が起きた上顎洞内では、粘液や膿が溜まり内圧が上昇します。この圧力が、すぐ隣にある上の奥歯の歯根を圧迫することで、歯そのものが痛むような感覚が生じるのです。

特に以下のような状況で痛みが出やすいとされています。

  • 前かがみになったとき頭痛がある(上顎洞内の圧力が変わるため)
  • 横になったとき
  • くしゃみや鼻をかんだとき(内圧が一時的に高まるため)
  • 飛行機に乗ったとき(気圧の変化が影響するため)

虫歯・歯周病との見分け方

「歯が痛い」と感じたとき、それが虫歯や歯周病によるものなのか、上顎洞炎(副鼻腔炎)による関連痛なのかを自己判断するのは非常に難しいです。ただし、いくつかの特徴的な違いがあります。

🔵 副鼻腔炎(上顎洞炎)からくる歯の痛み

  • 上の奥歯が複数本、同時に痛む(鈍痛)
  • 鼻水・鼻づまり・頭痛・顔の圧迫感を伴う
  • 前かがみになると痛みが悪化し、頭痛もする
  • 鼻の症状が改善すると歯の痛みも軽減する

🟡 虫歯・歯周病からくる歯の痛み

  • 特定の1本の歯が強く痛む
  • 冷たいものや甘いものを食べると痛みが増す
  • 歯を叩くと強い痛みを感じる
  • 歯ぐきが腫れている・膿が出るなどの症状がある
⚠️ これはあくまで目安です。どちらの原因でも似たような症状が出ることがあり、また両方が同時に起きているケースもあります。自己判断せず、歯科医院への受診をおすすめします。

逆のパターン:歯が原因で鼻が詰まることも

ここまでは「鼻→歯」の方向で解説しましたが、逆のパターンもあります。上の奥歯の虫歯や歯根の炎症(根尖病変)が放置されると、その細菌や炎症が上顎洞に波及し、副鼻腔炎を引き起こすことがあります。これを「歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)」と呼びます。

歯性上顎洞炎の厄介な点は、片側の鼻だけが詰まる・臭いがする・黄色い鼻水が続くといった症状が現れるにもかかわらず、耳鼻科でいくら治療しても改善しないケースがあることです。原因が「歯」にあるため、歯科的な治療を行わない限り根本的な改善が見込めません。

「片側だけ鼻が詰まる」「鼻水から異臭がする」「耳鼻科で治療したのに改善しない」という方は、一度歯科でもチェックを受けてみてください。

受診の目安とどこに行けばいい?

鼻づまりと歯の痛みが同時に起きている場合、どこに受診すればいいか迷うことがあります。基本的な目安としては以下のとおりです。

🦷 まずは歯科への受診がおすすめな場合

  • 上の奥歯に虫歯や治療の痕がある
  • 以前に歯の根の治療(根管治療)をしたことがある
  • 片側だけ鼻が詰まっており、歯の痛みも同側に出ている
  • 耳鼻科での治療が長引いているのに改善しない

👃 耳鼻科への受診がおすすめな場合

  • 鼻づまりや鼻水、頭痛などの鼻の症状が主体である
  • 風邪やアレルギー症状とともに歯が痛む
  • 両側の鼻が詰まり、上の歯全体がぼんやり痛い

もちろん、両方の科を受診していただくことが最も安心です。歯科でレントゲン、CTを撮影し、上顎洞の状態を確認することもできますので、判断に迷ったらまずは歯科にご相談ください。

日常生活での注意点と予防

鼻づまりからくる歯の痛みを予防・軽減するために、日常生活で意識できることをご紹介します。

🌿 副鼻腔炎・鼻炎の予防・対処

  • 風邪やアレルギーが悪化する前に早めに耳鼻科を受診する
  • 加湿器などで室内の乾燥を防ぎ、鼻粘膜の健康を守る
  • 鼻うがいを習慣化し、鼻腔内を清潔に保つ
  • 花粉症やアレルギー性鼻炎のある方は、季節の変わり目に予防薬を使用する

🪥 歯の健康を守る観点から

  • 定期的な歯科検診で虫歯・歯根の状態を把握しておく
  • 根管治療(歯の根の治療)を受けた歯は定期的に経過観察を行う
  • 上の奥歯に違和感がある場合は早めに歯科を受診する

まとめ

鼻が詰まると上の歯が痛くなる理由は、上顎洞(副鼻腔)と上の奥歯の歯根が非常に近い場所に位置しているためです。鼻の炎症が上顎洞に波及すると、その圧力や炎症が歯に影響を与え、歯痛として感じられます。

また逆に、歯の病気(虫歯・根尖病変など)が原因で上顎洞炎(歯性上顎洞炎)が起こり、鼻づまりや慢性的な鼻炎の原因になるケースもあります。

鼻と歯は、私たちが思っている以上に深く関係し合っています。どちらか一方だけを治療しても改善しない場合は、もう一方に原因が潜んでいるかもしれません。

この記事の監修

 

ななつ星デンタルクリニック
監修:ななつ星デンタルクリニック 理事長:近藤英仁

 

ななつ星デンタルクリニック理事長 近藤英仁>

日本口腔インプラント学会認定 専門医

日本口腔外科学会認定 口腔外科認定医

国際インプラント学会認定医

ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト

日本顎咬合学会認定医

特徴:オールオン4、ザイゴマインプラント、インプラント手術、サイナスリフトまで対応。

 

歯がボロボロ、オールオン4の費用を知りたい、名古屋でザイゴマインプラントができる歯医者、外さない入れ歯、オールオン4で芸能人のような歯に、ストローマンインプラントでオールオン4、オールオン4の食事など多くの患者様が診察、治療に通われております。

 

住所:名古屋市緑区鳴海町字山下78-1コナミスポーツクラブ鳴海山下1階

公式サイト:ななつ星デンタルクリニック 公式サイトはこちら>

   

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