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レッドコンプレックスと認知症の関係

こんにちは!愛知県名古屋市のななつ星デンタルクリニックです。
今日は「レッドコンプレックス」という少し難しい名前の細菌と、「認知症」の関係についてお話しします。

最近、テレビやネットでも「お口の健康が全身の健康につながる」と聞くことが増えましたよね。
実は、歯周病を引き起こすあるグループの細菌が、認知症、特にアルツハイマー型認知症と深く関係していることが、最新の研究で分かってきています。

 

レッドコンプレックスって何?

まず「レッドコンプレックス」とは、歯周病の原因となる代表的な3種類の細菌のことをいいます。

・Porphyromonas gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバリス)

・Treponema denticola(トレポネーマ・デンティコラ)

・Tannerella forsythia(タネレラ・フォーサイシア)

この3つの細菌は、まるで“チーム”のように連携して歯ぐきの中で悪さをします。
歯ぐきの炎症を起こし、やがて歯を支える骨を溶かしてしまう、それが進行した歯周病です。

レッドコンプレックスの怖いところは、お口の中だけでなく全身にも影響を与えること。
たとえば、心臓病・糖尿病・早産などと関係があることが分かっていますが、最近は「認知症との関係」も注目されています。

 

細菌はどうやって脳に入るの?

えっ、お口の細菌が脳に?と思うかもしれません。
でも、研究によると、P. gingivalisなどの細菌は血液や神経を通って脳にまで到達することがあるそうです。

たとえば、歯ぐきが炎症を起こして出血していると、そこから細菌が血液中に入り込みます。
すると、体の防御反応(免疫)が働きますが、慢性的に炎症が続くと、免疫が疲れてしまい、細菌が体内を移動しやすくなります。
このとき、脳にまで到達してしまうことがあるんです。

実際にアルツハイマー病の患者さんの脳を調べると、Treponema denticolaなどのDNAが見つかるケースがあります。
つまり、歯周病菌が脳内に侵入し、そこで炎症を起こしている可能性があるのです。

 

炎症が脳を傷つける

脳に入った細菌は、脳の中で「ミクログリア」という免疫細胞を刺激します。
このミクログリアは、本来なら脳を守る働きをしてくれる頼もしい存在。
でも、細菌が入り込んで炎症が続くと、過剰に反応して神経細胞を攻撃してしまうことがあります。

その結果、記憶をつかさどる「海馬(かいば)」などの脳の大切な部分が少しずつ傷ついていく…。
これが、認知症が進行する一つのメカニズムだと考えられています。

また、P. gingivalisは「ジンジパイン」という毒素を出すことでも知られています。
この毒素が脳のタンパク質を変化させ、アルツハイマー病の特徴である「アミロイドβ」の沈着を促す可能性もあると報告されています。

 

高齢者と口腔ケアの関係

高齢になると、どうしても歯磨きの回数や時間が減りがちです。
また、認知症の初期では「歯を磨く習慣そのものを忘れてしまう」ことも少なくありません。

その結果、口の中で細菌が増え、歯周病が進み、さらに炎症が全身に広がるという悪循環に…。
ある研究では、認知症の方のお口の中には、T. denticolaなどのレッドコンプレックス菌が健康な高齢者よりも多く検出されたという報告もあります。

つまり、認知症になると口腔ケアが難しくなり、そのことでさらに認知症が進むという「負のスパイラル」が起きる可能性があるのです。

 

歯周病ケアが“脳の健康”を守る

ここで大切なのが「予防」です。
お口の中の炎症を早めに見つけて治療し、細菌の数を減らすことが、結果的に脳の健康を守ることにつながります。

具体的には

・毎日の歯みがきを丁寧に行う

・定期的に歯科医院でクリーニングを受ける

・歯ぐきから出血がある場合は、早めに受診する

特に歯周病は“痛みが出にくい”病気なので、「痛くないから大丈夫」と放っておくと、知らないうちに進行してしまうことがあります。

ななつ星デンタルクリニックでは、お口の健康を長く守っていくために、定期検診をおすすめしています。早い方で1ヶ月に1度、3ヶ月〜半年に1度のペースでご来院いただくことで、虫歯や歯周病を早期検知、再発予防、長期安定化に繋がります。

ぜひお越しください!

 

まとめ:お口と脳はつながっている

レッドコンプレックスの細菌たちは、単なる“歯の敵”ではありません。
お口から全身、そして脳まで影響を及ぼす「見えないリスク因子」でもあります。

最近では「オーラルフレイル(口の衰え)」という言葉もよく聞きますが、
噛む力や話す力が弱くなると、食事の量が減り、栄養状態も悪化し、筋力や免疫力も下がってしまいます。
これもまた、認知症のリスクを高める要因の一つです。

つまり、お口の健康を守ることは、“心と体の健康を守ること”
歯みがきや定期的な歯科受診は、単なる習慣ではなく「未来の自分への投資」と言えるかもしれません。

 

さいごに

日々患者さんと関わる中で、
「歯ぐきの腫れ」や「ちょっとした出血」をそのままにしている方が意外と多いことに気づきます。
でも、その小さなサインが、体全体のサインであることもあるんです。

レッドコンプレックスのような細菌を減らすには、
1人ひとりの意識と日々のケアがとても大切。

もしこの記事を読んで「最近歯ぐきから血が出る」「歯が揺れる気がする」と思った方は、
ぜひ一度歯科医院でチェックを受けてみてください。

きっとそれが、未来のあなたの笑顔と記憶を守る第一歩になるはずです。

 

 

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監修:ななつ星デンタルクリニック 理事長:近藤英仁

 

  ななつ星デンタルクリニック  理事長 近藤英仁

   日本口腔外科学会認定 口腔外科認定医 日本口腔インプラント学会認定 認定医 国際インプラント学会認定医 ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト 日本顎咬合学会認定医

特徴:オールオン4、ザイゴマインプラント、インプラント手術、サイナスリフトまで対応。住所:名古屋市緑区鳴海町字山下78-1コナミスポーツクラブ鳴海山下1階

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