ななつ星デンタルクリニック
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抜歯確定からの逆転劇―歯周病末期でもできたオールオン4とは?


こんにちは!愛知県名古屋市のななつ星デンタルクリニックです。
歯周病(ししゅうびょう)は、日本人が歯を失う最大の原因のひとつです。
「虫歯じゃないのに、歯が抜けてしまった」「何本もブリッジをやり直している」
そんな声の背景には、進行した歯周病があります。
ここでは、なぜ歯周病が歯をダメにしてしまうのか、そしてどんな年齢やタイミングで進行しやすいのかを、患者さん向けにわかりやすくまとめました。

 

はじめに1分間で自分の歯周病リスクチェック!

 

歯周病リスクセルフチェック(1分)

以下の質問に「はい」「いいえ」でお答えください。

1.歯ぐきから出血することがありますか?(歯みがきや食事中)

2.口の中がネバついたり、口臭が気になることがありますか?

3.歯ぐきが下がって、歯が長くなったように見えますか?

4.歯と歯の間に食べ物がよく詰まるようになりましたか?

5.朝起きたときに口の中が気持ち悪いと感じますか?

6.歯がグラグラしたり、浮いたような感覚がありますか?

7.家族に歯周病の人がいますか?

8.タバコを吸っていますか? または長期間吸っていましたか?

9.定期的な歯科検診(半年に1回以上)を受けていませんか?

10.糖尿病と診断されたことがありますか? または血糖値が高めですか?

 

👉 「はい」が3つ以上ある方は、歯周病のリスクが高めです。早めの検診をおすすめします。

 

そもそも歯周病で歯が抜けるのはなぜ?

歯周病は、歯そのものではなく、歯を支える骨(歯槽骨)や歯ぐき(歯肉)などが壊されていく病気です。

最初は歯ぐきの腫れ(=歯肉炎)から始まり、


進行すると歯ぐきの中にある骨が溶けてしまい(=歯周炎)、


支えを失った歯がグラグラになって、最後は抜けてしまいます。

 

痛みが少ないまま進むため、「気づいたら手遅れだった」というケースも多く見られます。

 

どんな人が進行しやすいの?

歯周病は、誰でもなる可能性がありますが、特に進行しやすい年齢や状態があります。

 

30代以降

30代から歯周病の有病率は一気に上昇します。ある調査では、30歳以上の成人の約半数が何らかの歯周病の兆候があると報告されています。

 

40〜70代の中高年期

この時期になると、長年のプラーク(歯垢)や歯石の蓄積が影響し、歯ぐきや骨のダメージが大きくなりやすいです。

 

喫煙者・糖尿病の方

喫煙や糖尿病は、歯周病の進行を加速させる大きな要因です。治療効果も出にくくなります。

 

若年でも“侵襲性歯周炎”に注意

10〜20代でも、急速に進行する「若年性歯周炎」というタイプがあります。放っておくと数年で複数の歯を失うこともあります。

 

歯周病は遺伝するの?

「家族に歯周病が多い」と感じたことはありませんか?

実は、歯周病には“なりやすい体質”があることがわかっています。

✓炎症に過剰に反応する体質

✓免疫の働きに関わる遺伝子の違い

これらが組み合わさることで、同じように磨いていても歯周病が進行しやすい人がいます。

ただし、遺伝だけではなく、磨き方・生活習慣・メンテナンスの影響も非常に大きいため、予防や治療で十分にコントロールできることも忘れないでください。

 

歯を守るために今日からできること(最新の予防学より)

歯周病は、「早めに対処すれば、歯を残すことができる病気」です。
最近の予防学では、個人ごとのリスク評価に基づいた管理が重要とされています。

✓歯科医院での定期検診(リスクに応じて1〜3ヶ月ごと)

✓毎日の正しい歯磨き+フロス・歯間ブラシ

✓電動歯ブラシや抗炎症成分入りの歯磨剤の活用

✓喫煙している方は禁煙を

✓糖尿病の方は血糖コントロールを

✓口腔内の細菌バランスを整えるプロバイオティクスや食事管理も有効

 

また、家族に歯周病が多い方は、お子さんにも「正しい予防の習慣」を早いうちから伝えてあげてください。

「うちの家系は歯が弱い」と思っている方も、日々の習慣と専門的なケアによって歯を守ることは可能です。

 

それでも抜けてしまった場合は…

 

もし歯を失ってしまっても、近年では「オールオン4(All-on-4)」という治療法で、しっかり噛める生活を取り戻すことができます。

歯周病で全部の歯がダメになってしまった方も、下記の2名の患者さんのように骨のある部分にインプラントを固定し、その日のうちに仮歯を装着します。入れ歯のように外れず、見た目も自然といった選択肢があり、人生をやり直すような体験ができる方もいます。

 

実際の症例と患者さんの声

50代 男性

主訴:歯周病が進行し、気づいたときには骨が溶けて弱くなっていると言われました。入れ歯を作ったものの、支えにする歯もグラグラしていて、うまく使えず悩んでいました。

◇Before◇

◇After◇

治療後の声:その後、オールオン4の治療を受けたことで、歯周病で腫れていた歯ぐきもきれいに改善されました。これからは、再び歯周病にならないようにしっかりケアを続けていきたいと思います。

 

50代 女性

主訴:なんとなく歯がグラついている感じがして心配だったので、かかりつけの歯医者さんで診てもらい、ボンドで歯を固定してもらっていました。ただ、「もしこのボンドを外したらどうなるんだろう…?」と不安が消えず、紹介していただいてオールオン4の相談を受けることにしました。CTを撮ってみると、残せる歯はほとんどないとのことで、先生とよく話し合って治療を決断しました。

 

◇Before◇

◇After◇

治療後の感想:今はもう、歯が揺れる不安や心配がなくなって、安心して過ごせています。
何よりも、きれいになった口元で、人前でも気にせず話せるようになったのがとても嬉しいです。

 

 

 

オールオン4積立プランで将来の治療に備える

さらに、「いまはまだ歯が残っているけれど、将来的に不安がある」という方には、“オールオン4積立プラン”という新しい選択肢もあります。

 

月々数万円からコツコツ積み立てることで、将来の治療に備えることができます。
デンタルローンとは逆で、利息なしで無理なく準備が可能です。
未来の自分や家族の健康を守る、“歯のための貯金”という考え方です。

 

最後に

歯周病は「静かに進む病気」ですが、進行すると大切な歯を失います。

だからこそ、“まだ大丈夫”ではなく、“今のうち”に行動することが大切です。

「グラグラしてきた」「最近、歯ぐきの腫れや出血がある」「家族にも歯を早くに失った人がいる」

そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの口の中の未来は、今日の一歩で変えられます。

 

ご相談はお気軽に

ななつ星デンタルクリニック(愛知県名古屋市)では、CT検査や丁寧なカウンセリングを通して、患者さま一人ひとりに合った方法をご提案しています。

 

📍 インプラント専門・オールオン4専門の無料相談を随時おこなっております。

📞 ご予約・ご相談はLINE・WEB・お電話からお気軽にどうぞ。

 

▶ ご相談予約方法はこちら

①📞052-875-3383

 

②24時間いつでもOK! LINE相談はこちら>

 

③💻 24時間受付可能なWeb予約無料相談 ネットご予約はこちら>

 

 

この記事の監修

 

ななつ星デンタルクリニック
監修:ななつ星デンタルクリニック 理事長:近藤英仁

 

ななつ星デンタルクリニック理事長 近藤英仁>

日本口腔外科学会認定 口腔外科認定医

日本口腔インプラント学会認定 認定医

国際インプラント学会認定医

ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト

日本顎咬合学会認定医

 

特徴:オールオン4、ザイゴマインプラント、インプラント手術、サイナスリフトまで対応。

 

歯がボロボロ、オールオン4の費用を知りたい、名古屋でザイゴマインプラントができる歯医者、外さない入れ歯、オールオン4で芸能人のような歯に、ストローマンインプラントでオールオン4、オールオン4の食事など多くの患者様が診察、治療に通われております。

 

住所:名古屋市緑区鳴海町字山下78-1コナミスポーツクラブ鳴海山下1階

 

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参考文献:
Tonetti, Sanz et al. (2018) 「歯周病と全身疾患の関係」
Loesche, W.J. (1997) 「口臭と歯周病の相関」
Preshaw, P.M. (2012) 「糖尿病と歯周病の双方向性」など

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