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インプラントimplant
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インプラントやオールオン4などの歯科治療は、歯を失った方にとって大きな安心をもたらす一方、治療後のケアや日々の栄養管理が欠かせません。特に、歯周病のようにインプラント周囲が炎症を起こす「インプラント周囲炎」は、放置すると骨や歯茎がダメージを受け、せっかく埋入したインプラントの寿命を縮める原因になりかねません。そこで注目したいのが“ビタミンC”です。今回は、インプラントやオールオン4を長持ちさせるために意識したいビタミンCの働きや、具体的な食品の選び方についてご紹介いたします。
【目次】
ビタミンCには抗炎症作用があるといわれ、インプラント周囲炎などの炎症リスクを低減するのに役立ちます。炎症が起きにくい環境を作ることで、歯茎や周りの組織を健康に保ちやすくなります。
歯茎や骨を支える組織には、コラーゲンが欠かせません。ビタミンCが不足するとコラーゲンの合成がうまくいかず、歯茎の修復や再生力が落ちる可能性があります。強固な歯茎を保つためには、ビタミンCをしっかり摂ることがポイントです。
ビタミンCは免疫機能をサポートする働きも注目されています。免疫力が高まると感染症や炎症に対する抵抗力が強まり、結果としてインプラント周囲炎の予防にもつながりやすくなります。
ビタミンCには強力な抗酸化作用があり、体内に発生するフリーラジカルから細胞を守る働きがあります。インプラント周辺の細胞がダメージを受けにくくなることで、周囲の組織を長く健康に保つことが期待できます。
・オレンジ
1個あたり約70mgものビタミンCを含み、手軽に摂取しやすいのが魅力です。
・グレープフルーツ
1個で約38mgのビタミンCが摂れます。朝食や間食に取り入れると◎。
・レモン
1個あたり約30mgのビタミンCを含みます。料理の味付けとして使うのもおすすめです。
・イチゴ
1カップ(約150g)で約85mgのビタミンC!そのまま食べてもスムージーにしてもおいしいです。
・ブルーベリー
ビタミンCはイチゴほどではありませんが、ポリフェノールや抗酸化物質が豊富です。
・赤ピーマン
1個あたり約190mgのビタミンCを含む“優秀食材”!サラダや炒め物で積極的に取り入れたいですね。
・ブロッコリー
ブロッコリーには、1カップ(生)あたり約81mgのビタミンCが含まれています。調理する際は茹でるよりも蒸す方 が、ビタミンCを逃しにくいのでおすすめです。
・キウイ
1個あたり約71mgのビタミンC。ビタミンEやカリウムも豊富で、朝食に最適。
・パパイヤ
1カップ(生)で約88mgのビタミンC。甘みが強く、デザート感覚で楽しめます。
歯科医師や歯科衛生士による定期的なチェックとクリーニングは欠かせません。早期にトラブルを発見でき、インプラント周囲炎を未然に防ぎやすくなります。
インプラント専用のブラシや清掃用具を使い、歯茎との境目や隙間を丁寧に掃除しましょう。
ビタミンCだけでなく、タンパク質、カルシウム、ビタミンDなど、骨や歯茎に関わる栄養素をトータルで摂ることが大切です。魚や大豆製品、乳製品なども意識してみてください。
喫煙や過度なストレスは血行不良を引き起こし、歯茎の健康を損なうリスクを高めます。適度な運動や十分な睡眠も心がけると、体全体の免疫機能向上につながります。
ビタミンCは、インプラントやオールオン4を長持ちさせるために欠かせない栄養素の一つです。抗炎症作用や免疫機能のサポート、コラーゲン合成の促進など、その役割は多岐にわたります。日々の食事にオレンジや赤ピーマン、キウイなどの食材を取り入れ、できるだけ新鮮な状態で摂取することを心がけましょう。また、歯科医院での定期検診や適切なセルフケアと組み合わせることで、インプラントをより長く健康的に保つことができます。ぜひこの機会に、栄養バランスを見直してみてはいかがでしょうか。長く快適に噛める喜びを実感できるよう、まずはビタミンCを“味方”につけてみましょう。
ななつ星デンタルクリニック
監修:ななつ星デンタルクリニック 理事長:近藤英仁
ななつ星デンタルクリニック 理事長 近藤英仁
日本口腔外科学会認定 口腔外科認定医、日本口腔インプラント学会認定 認定医、国際インプラント学会認定医、ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト、日本顎咬合学会認定医
特徴:オールオン4、ザイゴマインプラント、インプラント手術、サイナスリフトまで対応。
住所:名古屋市緑区鳴海町字山下78-1コナミスポーツクラブ鳴海山下1階
歯グラグラする、オールオン4の費用を知りたい、名古屋でザイゴマインプラントができる歯医者、外さない入れ歯、オールオン4で芸能人のような歯に、他院でのインプラント治療後にメンテナンスで困っています、など多くの患者様が診察、治療に通われております。
参考文献
[1] Hydrogen-Rich Water for the Treatment of Experimental Peri-Implantitis. JOURNAL OF . 2023-01-01.