今回は銀歯にした歯の下が虫歯になる原因とその後の治療方法についてご紹介します。

【目次】
・銀歯の下の虫歯とは
・銀歯の下に虫歯ができる理由
・銀歯以外の治療法

1銀歯の下の虫歯とは
銀歯の下に虫歯ができることを『二次カリエス』といいます。
大半は金属が酸化することによって徐々に歯と銀歯の間に隙間ができ、そこへ虫歯の菌が侵入することで再び虫歯になります。

2銀歯の下に虫歯ができる理由

・銀歯は汚れが付きやすい
銀歯の表面はよく見ると微小な凹みやザラつきがあるため汚れが付きやすく、一度付着すると残りやすい性質を持っています。そのため天然歯やセラミックと比べて虫歯になりやすいです。

・銀歯は温度変化によって膨張・収縮する
銀歯は金属であるため、熱いものを含んだ時に微小に膨張します。その後徐々に収縮しながら元に戻ります。このような温度変化によって銀歯の境目に隙間ができ虫歯の菌が侵入しやすくなります。

・銀歯は酸化して溶けていきます
お口の中は高温多湿な環境で金属である銀歯は少しずつ酸化して溶けていきます。溶けることで銀歯と歯の間に隙間ができ虫歯の菌が侵入します。

このような理由から銀歯の下に虫歯ができます。

3銀歯以外の治療方法
虫歯を治すときの銀歯以外の治療方法は3種類あります。

1セラミック
セラミックはお茶碗と同じ陶器でできた材料です。
見た目の綺麗さはもちろん、強度を兼ね備えた白い詰め物・被せ物です。
プラスチックとは違い、プラークも付きづらく変色がないので長期的に安定して使える材料です。
保険が効かないため費用がかかるというデメリットがありますが、銀歯のように詰め物の下で再び虫歯になるリスクが低いので長期的にみて歯にかかる負担が少ない材料です。
セラミックは基本的にどの部位でも適用可能で、被せ物も詰め物も両方できます。

2CADCAM冠(キャドカム冠)
CADCAM冠はセラミックとプラスチックを混ぜてつくった被せ物です。
見た目は白くて自分の歯に似ており、かつ保険が効く白い被せ物です。
セラミックと比べるとプラークはやや付きやすく、長い間使っていくと変色します。
ただし、CADCAM冠は適用できる部位が保険で決まっています。
・上下の第一小臼歯、第二小臼歯
・上下の第一大臼歯 (※第二大臼歯が4本全てある場合のみ適用可)
・上下の前歯部(中切歯・側切歯・犬歯)
CADCAM冠は被せ物としてのみ適用可能で、部分的な詰め物はできません。

3コンポジットレジン(CR)
コンポジットレジンはプラスチックの詰め物です。
見た目は自分の歯に馴染む白い詰め物で、保険が効きます。
セラミックやCADCAM冠と比べて強度が弱いため、広い範囲での詰め物や被せ物には不向きで、基本的に前歯の小さな虫歯、奥歯の噛む面にできた浅い虫歯に対して行います。
最初は歯の色に合わせて綺麗に詰めることができますが、時間が経つと変色してしまうため気になった時点でやり替えが必要になります。

ななつ星デンタルクリニック