今回は虫歯を放置するとどのような症状が出て、お口の中がどう変化するか説明していきます。

【目次】
1虫歯の進み方
2虫歯の進行を遅らせる3つの習慣

1虫歯の進み方

歯医者では虫歯の進み方を5段階にわけて診断します。
C0、C1、C2、C3、C4と数字が大きくなるにつれて重度であることを指します。
Cとは虫歯をあらわす「caries」の頭文字のことです。

 

CO(シーオー)
初期虫歯の段階です。
治療法としては定期的にブラッシング指導やクリーニング、フッ素塗布を行い進行を予防します。

C1(シーワン)
歯の表面のエナメル質に穴が空いた状態で自覚症状はほとんどありません。
治療法としては虫歯を削り、コンポジットレジン(CR)とよばれるプラスチックの詰め物をします。

C2(シーツー)
歯の内部にある象牙質まで虫歯が進んでいる状態で、痛みや冷たいもの、甘いものがしみるといった症状があります。
治療法としては虫歯を削り、プラスチックの詰め物もしくは型取りをしてインレーとよばれる部分的な詰め物をします。

C3(シースリー)
歯の神経まで虫歯が進んでいる状態で、常にズキズキとした激痛があります。
治療法としては歯の神経を取り除き、根管内の汚染除去、洗浄、消毒を行います。
最終的には被せ物や詰め物をします。

C4(シーフォー)
歯の神経が死んで、歯の頭の部分が溶けてなくなり根のみの状態です。痛みはなくなります。根の部分に細菌がついて感染を起こすと、再び急激な痛みや顔の腫れが生じます。
治療法としては残っている根を抜歯します。抜歯のあとは、ブリッジやインプラント、入れ歯のなかから選択して治療を行います。

虫歯は放置すると最終的にC4まで進行して基本的に痛みはなくなります。
痛みがなくなると虫歯が治ったように感じますが、自然に治ることはありません。

2虫歯の進行を遅らせる3つの習慣
①フッ素入りの歯磨き粉を使う

フッ素には唾液中に溶け出したカルシウムやリンを元の歯に戻す再石灰化効果があります。また口の中の細菌の増殖を抑える働きや、歯のエナメル質に作用して酸によって溶けることを防ぐ効果もあります。
お口の中には常に虫歯菌が存在しているため、毎日のケアでフッ素を取り込み歯の質を高めることが重要です。

②食事や間食で代用甘味料を利用する
虫歯菌が活動するためのエネルギーは砂糖です。砂糖を栄養源として歯を溶かす酸を生み出し、虫歯の進行を加速させます。この砂糖を代用甘味料に変えることで虫歯の発生を抑えることができます。
代用甘味料とは砂糖の代わりに用いる甘味物質で、虫歯の原因にならない砂糖のことです。探す時は特定保健用食品(トクホ)のトクホマークが目印です。

③間食の頻度を減らす

食事をしたあと口の中は酸性に傾きます。酸性になると歯の表面からリンやカルシウムが溶けだし、歯の表面が白く濁った状態に変わります。溶けたあとは唾液のちからによって修復され、ゆっくり再生していきます。
しかし頻繁に食事や間食をしていると常にお口の中は酸性になって溶けていきます。唾液による再生が追いつかず、最終的に歯に穴が空いて虫歯ができます。
そのため食事と間食は時間や回数を決め、唾液によって修復する時間をつくりましょう。
食べ物だけではなく、砂糖の入った飲み物も同じことが起こるため注意が必要です。

ななつ星デンタルクリニック