今回のブログでは虫歯の治療の中でいちばん治療期間の長い「根管治療」についてご紹介します。

【目次】

1根管治療とは?
2根管治療の流れと回数
①抜髄
②感染根管処置
③外科処置 歯根端切除術
3根管治療まで虫歯が進まないようにするためには?
4まとめ

 

1根管治療とは?

むし歯が歯の神経まで進んでいるとき、歯の根に菌がついて病気になったときに行う治療法です。
菌に感染した歯や神経などを徹底的に清掃、殺菌、取り除きます。治療をくり返しても、症状が改善しない場合は外科的な処置を行います。

 

2根管治療の流れと回数
根管治療は大きく分けて3つの種類があります。
抜髄(ばつずい)

抜髄(ばつずい)とは歯の内部に存在する歯髄(神経)を取り去る治療です。
虫歯の大きさとしてはかなり大きく進行しており、眠れないくらい痛みが出たときに行います。

▷根の治療の回数

通常2回で根の中の神経を取り去り、きれいに洗浄して最終的な根の薬を詰めます。
奥歯や通路が複雑な場合は余分に2~3回かかります

★この治療を1回で済ませてしまうと痛みが出たときに外す治療が大変でさらに治療期間が長くなってしまいます。

 

 

②感染根管処置
一度根管治療をした歯の根の通路に菌が入り込んだ場合に行う治療です。

根の中の管の壁に菌が染みこんでしまっているのでそこをていねいに削除してお薬を染みこませ綺麗にしていきます。
疲れたときや体調が悪いときは鈍い痛みを感じます。
また歯ぐきが腫れてニキビのようなできものが現れます。

▷根の治療の回数

汚染の程度によって回数がおよそ2~5回くらい必要になります。

★この治療は菌が残ったまま少ない回数で終えてしまうと危険です。
再び歯ぐきの腫れや痛みを繰り返します。何度も根管治療をくり返すうちに残っている歯の壁が薄くなり、歯が折れてしまうリスクが高くなります。

 

 

③外科処置 歯根端切除術
それでも治らない場合は歯を残すために外科的処置を考慮します。
これを歯根端切除術といいます。
こちらの写真のように歯茎を開いて膿んでいる膿の袋と感染している根の先を切断します。

この処置は原因となる悪い部分を直接取り除くことができるため予後が良好です。抜歯を避け、歯を残すための治療として行います。

 

3根管治療まで虫歯が進まないようにするためには?
根管治療の始まりは虫歯が神経まで進んでしまったときです。これを予防するためには2つのことが大切です。

1定期検診に通う
メンテナンスの間隔
定期的に検診に通うことで、痛みや違和感があるところは早めに調べて確認することができます。虫歯になりやすい部分やハミガキで磨きにくい部分を歯科衛生士が専用の機械を使ってクリーニングします。

2痛みや違和感があれば早めに歯医者へ行く
親知らずが生えたら、まずは歯科医院で確認を
歯が痛い、違和感があるときはそのまま放置せず歯医者にいきましょう。
何もしていなくても常にズキズキ痛む、眠れないくらい痛むというタイミングはもうすでに遅く、ほとんどの方が神経まで虫歯が達しています。ここまで進行する前に受診して歯を守りましょう!

 

まとめ

根管治療は虫歯が大きい分、もう一度噛める状態まで再建するのに時間がかかります。
一度根管治療をした歯は、その後感染すること・根の先に膿が溜まる可能性があることを覚えておきましょう。

歯をより良い状態で残すためには
1むし歯が神経まで進む前に受診すること

2根管治療を始めて通うのが面倒になっても中断せず最後まで通うこと

3治療が終わったら定期検診に通って経過をみてもらうこと

4一度治療した歯が痛む、腫れることがあれば歯医者で相談すること

ななつ星デンタルクリニック