このブログでは、しみる症状『知覚過敏』についてご紹介します。

【目次】

1知覚過敏の症状とは
2知覚過敏の症状チェック
3知覚過敏のメカニズム
4知覚過敏の治療法
5まとめ

 

1知覚過敏の症状とは

歯の神経に影響はないけれど、冷たいものを飲んだときにしみる・歯をみがくときにハブラシの毛が当たると痛いなどの症状を知覚過敏と言います。

 

2知覚過敏の症状チェック
これから紹介する項目にひとつでも思い当たる人は知覚過敏があるかもしれません。

①冷たい飲みもの・食べものがしみる

②水でうがいをするとしみる

 

③歯ブラシが当たると痛い
予防治療
歯みがきでハブラシの毛先が当たるとチカチカする痛みがある

 

④歯の根元が凹んでいる

こちらの写真のように根元が凹んで黄色または茶色っぽくなっています。

 

⑤歯ぐきが下がってきた

こちらの写真のように歯ぐきが下がり歯の根元が出ています。

 

3知覚過敏のメカニズム

知覚過敏の症状がよく現れるのは歯の根元やかみ合わせの凹んだ部分です。

これらをズームしていくと、象牙質とよばれる組織があります。

もーっとズームするとそこには象牙細管とよばれる穴が空いています

知覚過敏でしみるときは、本来歯茎や硬いエナメル質で覆われていたところが失われ内部にある象牙質や象牙細管がむき出しになっています。

とくに象牙細管はトンネルのような空洞になっており、冷たい飲みものや食べものを含んだときに一直線で歯の神経まで流れていきます。

そして神経まで交通した瞬間『しみる!』という症状が起こります。

この『しみる』症状を治すにはむき出しになっている象牙質や象牙細管の入り口に蓋をする処置が必要です。

 

4知覚過敏の治療法

①知覚過敏抑制剤を塗る

症状が軽度のときは知覚過敏抑制剤をしみるところにたっぷり塗ります。

塗布することで、主に象牙細管の入り口に蓋をする役割があります

 

【効果】

有効性は高く、1回塗ると約77%の割合で症状の改善がみられます。
塗布後2週間でも知覚過敏の抑制効果は極端に低下することなく継続しているとの報告があります。症状に応じて個人差はありますが、歯を削る必要のない治療なので最初の処置法としておすすめしています。

 

②詰めものをする

知覚過敏抑制剤を塗布しても効果がないとき、歯の根元が大きく凹んでいる人はプラスチックの詰めものを行います。詰めものをお勧めするタイミングは、常に冷たいものがしみて日常生活に支障が出るくらい進行しているときです。

【効果】

詰めものが外れるまでは半永久的にしみる症状は改善されます。
詰め物をすると自分の歯と詰めものの境目にプラーク(菌のかたまり)が付きやすくなります。

そこで歯ブラシが上手く当たらないと虫歯や歯周病になる恐れがあります。詰めものをした後は根元部分に歯ブラシを当てることを意識しましょう。

 

③神経をとる
ニッケルチタンファイル

まれに「詰めものをしたけれどしみる症状が残る。」という方がいらっしゃいます。
これは神経が過敏になっているため、残念ながら歯の神経を取らないと症状が改善しません。

 

【効果】

歯の神経を取るとしみる症状は全く感じません。
しみる症状からは解放されますが、歯の神経を取る処置はその歯に血液や栄養が行き届かなくなるため神経のある歯に比べてもろくなります。我慢できる程度の症状であれば、神経をとる処置は最終手段として考えていただきたいです。

5まとめ
今回は多くの方が経験したことのある『知覚過敏』について紹介しました。知覚過敏はしみるだけでなく、虫歯と同じような痛みを伴うこともありますので気になっている方はぜひクリニックに行って相談しましょう。
知覚過敏の治療の方法には今回紹介した3つのstepに沿って進めていくことが多いので、ご自身の症状がどのくらいなのかを担当の医師に伝えて歯にとって良い治療法を選んでいきましょう!

ななつ星デンタルクリニック