こんにちは、名古屋市緑区の歯医者

『ななつ星デンタルクリニック』です。

本日はQ&Aのコーナーです。

 

Q.睡眠時無呼吸について教えてください。原因は何かありますか?

A.睡眠時無呼吸とは、睡眠中になんらかの原因で無呼吸になる症状をいいます。その多くは閉塞型睡眠時無呼吸で、呼吸路である咽頭気道が閉塞する(狭くなる)ことで呼吸障害を起こした状態です。

ではそのメカニズムについて説明します。まず睡眠中の正常な呼吸を顔の縦断面でみてみましょう。

正常な人は、口は閉じて舌は上顎に張りついた状態で、鼻から入った空気が鼻腔から口の奥にある咽頭を経て気道に入ります。

一方、睡眠時無呼吸の状態では、口が開いて口呼吸しているために舌が上顎から離れて重力の影響を受けて咽頭へ沈下し、気道が狭まってしまいます。

その状態で息を吸おうとすると空気抵抗が大きくなり、狭くなった部分の軟口蓋や口蓋垂、舌根が肺のほうに引っ張られてぶるぶると振動音を発します。これが“いびき”の音で、軟口蓋が狭い気道に栓をしたようにはまってしまうと“無呼吸”になります。この睡眠時無呼吸は自然界の動物には起こらずヒトだけにみられます。それはなぜでしょうか?

 

それは、ヒトは無呼吸を起こす原因ともいわれる咽頭(のど)を獲得したからです。咽頭を図でみてみます。①はサルと乳児、②はヒトの成人です。サルや乳児では喉頭が高い位置にあるので、鼻から吸った息が喉頭にそのまま入るため、息を吸いながら水や母乳を飲むことができます。

一方、ヒトの成人は口元が後退し、顔の奥行きが狭くなったため、舌のスペースがなくなったことで下垂して咽頭が発達しています。この咽頭は声帯から発した音を形を変えていろいろな言葉に変える反面、軟らかいチューブのような構造をしているために、睡眠中につぶれて無呼吸を起こしやすくなるのです。

これをヒトの進化の過程から見てみましょう!ヒトは進化の過程で直立二足歩行になり自由になった手で武器を、攻撃器官の口が不要になり口元が後退して顔の奥行きが狭くなりました。さらに、コミュニケーション手段としての言語の獲得で咽頭が発達しました。この言葉のおかげで、人類は文化や文明を高度に発展させた反面、睡眠時無呼吸という宿命を背負うことになりました。

高度な文明により不安定な狩猟中心から安定した農耕が広まり、火を使って食べやすく加工するようになりました。噛まなくなることで顎が小さくなりました。1回の食事における咀嚼回数は、古代人で4000回、現代人では600回といわれています。大量に供給される小麦などの炭水化物の過剰摂取で体格も肥満傾向となり、さまざまな生活習慣病が増えました。これらはまた人類の宿命ともいえる睡眠時無呼吸のリスクになりました。

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