~親知らずはなぜ抜歯しなければならないの?~
早めに抜いておいた方がよい親知らずと、抜かなくてもいい親知らずがあります!!
-早めに抜いたほうが良い親知らずを持っている方-
★ 歯並びを悪くしたくない人
親知らずは横に向いていることが多く、出てくる時に前の歯を押して歯並びを悪くすることがあります。
特に歯列矯正をされた方やもともと歯並びが悪い方は歯が動きやすいの で早めに抜歯した方がいいです。
★★ 虫歯や歯周病を防ぎたい人
親知らずはまっすぐに生えている場合が少ないので、親知らずと前の歯の間に汚れがたまり、虫歯や歯周病になりやすくなります。
親知らずを抜歯することによって、手前の歯の奥の面がしっかり磨けるので虫歯や歯周病を予防できます。
★★★ 妊娠や出産を考えている人
親知らずは完全に生えていることが少なく、歯ぐきにおおわれ、腫れて痛みが出やすいのです。
妊娠や授乳中には子供への影響を考えると、できるだけ抜歯を避けたい時期です。そのため痛みがあっても我慢しなくてはいけませんので、早めに抜歯をした方がいいのです。
★★★★ 口臭を予防したい人
親知らずは歯ぐきがかぶっていることが多いので歯と歯ぐきの間に汚れや、膿がたまり口臭の原因になりやすい場所です。口臭が気になる方は早めに抜歯をした方がいいです。
★★★★★ 親知らずの抜歯をできるだけ時間をかけたくない人
親知らずの周りの骨は親知らずが生えたての頃は柔らかく、年々硬くなって行きます。
柔らかい時期の方が親知らずも早く抜けるので、18~20歳前後で抜歯すると年齢が経ってから抜歯するより早く抜けます。
また、歯の根っこがしっかり完成する前に抜歯すれば神経損傷の可能性が著しく減少します。ですので、状態の悪い親知らずは早めに抜いた方がいいのです。
-親知らずを抜歯する必要のない方-
★上と下の親知らずがまっすぐに生えていて、しっかり噛むことができる人
親知らずがしっかり噛んでいる人は無理に抜く必要はありません。しかし、歯磨きが難しく、虫歯、歯周病などになりやすいので歯磨きが非常に大切です。